GMS1.8

GMS1.10.0
の変更箇所
  • Windows10で動作確認を行っています。

○解決された主な問題点・バグ

  • [StructBuilder]
    • J-SHIS想定地震断層座標データの読み込み時に、断層形状、アスペリティ、破壊開始点が正しく表示されない問題を修正しました。
    • 震源設定ダイアログと断層座標データ解析情報ダイアログが正しく表示されない問題を修正し、震源定義ファイル生成機能を使用できるようにしました。
  • [GmsSee]
    • 3次元ダンプファイルを表示するときに、第一領域と第二領域が連続的に表示されない問題を修正しました。
    • 表示している画像を保存しようとすると、空のファイルだけが作られたり、強制終了する問題を修正しました。

○主な仕様変更

  • [gms_solver]
    • Windows並列計算ソルバーで使用するライブラリを変更しました。
      Microsoft MPIをインストールする必要があります。インストーラーはGMSパッケージに同梱されています。
      インストール方法は、『オンラインヘルプ』の『MicrosoftMPIのインストール』をご覧ください。
    • Windows並列計算ソルバーで使用するライブラリを変更したことに伴い、MPICHを削除しました。
    • Windows並列計算ソルバーの最大プロセス数を8から32に変更しました。
  • [SolverRunner]
    • Windows並列計算ソルバーで使用するライブラリを変更したことに伴い、Microsoft MPIを使用するように変更しました。
    • Windows並列計算ソルバーの最大プロセス数を変更したことに伴い、プロセス数を32まで選択できるようにしました。
  • [全般]
    • 32bit版のツール群およびソルバーの提供を終了しました。
GMS1.6p1

GMS1.8
の変更箇所

○主な仕様変更

  • [FDMake]
    • 物性値の内挿機能を追加しました。
      境界面をまたぐ格子に対し、体積平均により求めた物性値でその格子の物性値を置き換える内挿モードを追加しました。境界面データを設定する際に、[Interpolate]チェックボックスをチェックすることで、内挿モードが有効になります。
  • [GUIツール全般]
    • 高DPI環境に対応しました。
      高DPI環境においても、画面表示が正常に行われるようにGUIツールを改修しました。テキストとフォントの適正化及び、イメージ描画の適正化、レイアウトの適正化を行いました。
  • [gms_solver]
  • [全般]
    • インストーラのパッケージを廃止しました。
GMS1.6

GMS1.6p1
の変更箇所

○解決された主な問題点・バグ

  • [FDMake]
    • Windows64bit環境で、FDMakeが2GB以上の構造を作成できない問題を修正しました。
      Windows64bit用のFDMakeで、2GB以上のサイズの構造を作成しようとすると、警告ダイアログが出て先に進めない問題が修正されています。
GMS1.5

GMS1.6
の変更箇所

○解決された主な問題点・バグ

  • [SeriesFilter]
    • 計測震度の計算方法の誤りを修正しました。
      SeriesFilterの計測震度計算方法に誤りがあり、正しい値よりも最大0.3程度小さい答えが出力されることがわかりました。 Version1.6からは問題が修正されています。 この誤りは入力波動場の継続時間が短いほど影響が大きく、1sの継続時間で最大0.3程度、10sの継続時間で最大0.03程度の差があります。

○主な仕様変更

  • [全般]
    • J-SHIS深部地盤モデル切り出しツールStructBuilderを公開しました。
      J-SHIS深部地盤モデル切り出しツールStructBuilderを公開しました。 全国版J-SHIS深部地盤モデルからGUIを用いて任意の領域を切り出せるようになりました。
GMS1.5β

GMS1.5
の変更箇所

○解決された主な問題点・バグ

  • [FDMake]
    • J-SHIS深部地下構造モデルデータのエラーチェック機能を修正しました。
      J-SHIS深部地下構造モデルデータファイルの読み込みエラーチェック機能に不備があった点を修正しました。
  • [GmsSee]
    • スケールの数値入力ボックスを改善しました。
      カラースケールの表示範囲指定の数値が10e-6以下になると、0に切捨てられていた問題を修正しました。
  • [SeriesDumpG]
    • SeriesDumpが起動できない問題を修正しました。
      SeriesDumpが起動できない問題を修正しました。

○主な仕様変更

  • [全般]
    • Windows Vista 64bit版ツール群・並列化ソルバーを公開しました。
      Windows版のツール群、並列化ソルバーをVista 64bit版に対応させ、公開しました。 64bit版FDMakeでは2GB以上の構造ファイルを作成できます。 また64bit版MPIソルバーでは2GB以上のメモリを用いた計算が可能です。 なお、XP 64bit版での動作は試験しておりません。
      ※GMS1.5インストーラは32/64bit版両方のツール・ソルバーを同時にインストールします。
    • 国土地理院数値地図データが同梱されるようになりました。
      FDMakeで地図を表示するには、従来までは地図データを別途入手する必要がありましたが、 本バージョンから地図データが付属するようになりました(国土地理院 承認番号 平成21業使、第192号)。
  • [SolverRunner]
    • ソルバーの実行方法を変更しました。
      本バージョンでは、ソルバーがコマンドプロンプトを利用して実行されます。 これに伴い、ソルバーを強制終了する操作が、強制終了ボタンから、コマンドプロンプトの×ボタンに変更されました。 これによりMPI利用時にプロセスが残ることがある不便が解消されました。
GMS1.3

GMS1.5β
の変更箇所

○解決された主な問題点・バグ

  • [WaveView]
    • 振幅変更ラジオボタンの表示が逆になっていた問題を修正しました。
  • [SeriesDump]
    • 正常動作時にHDF5ライブラリの警告メッセージが出力されていた問題を修正しました。
  • [Gms2Knet]
    • 出力範囲を対象ファイルのデータ範囲よりも大きく指定した場合に、出力範囲を切り捨てるように修正しました。

○主な仕様変更

  • [全般]
    • Windows Vistaに対応しました。
      Windows版のツール群、ソルバーをVistaに対応させました。
  • [FDMake]
    • 平面直角座標系を表示できるようになりました。
      構造作成ウィザードで系番号を指定すると、座標ダイアログで平面直角座標系が表示されるようになりました。
      J-SHIS深部地下構造モデルデータを利用できるようになりました。
      メニューの「New from J-SHIS data」から、2004-2008年度版のJ-SHISで公開されている深部地下構造モデルデータファイルを読み込んで、 差分構造モデルを作成できるようになりました。 (2009年度J-SHISで公開されている「深部地盤モデルデータ」とは異なります)
  • [SolverRunner]
    • Windows版ソルバー実行ツールSolverRunnerが追加されました。
      GUIによりソルバーを簡単に実行できるツールSolverRunnerが新たに追加されました。 ポスト処理のGUIアプリケーションのランチャーも兼ねており、コマンドプロンプトを使わなくてもほぼ全てのデータ処理が可能になりました。
  • [Gms2KnetG/SeriesConvG/SeriesFilterG/SeriesConvG]
    • Windows版ポスト処理ツールのGUI版が追加されました。
      以前までCUIツールのみの提供であった、ポストデータ処理ツールを簡単に実行できるGUIツールが新たに追加されました。
  • [gms_solver]
    • Windows並列化ソルバー、Linux64bit版ソルバーを公開しました。
      Windows XP/Vista用MPI並列化版バイナリを公開しました。
      また、Linux 64bit版用バイナリを公開しました。
      Linux版バイナリ、およびソースコードは従来どおり、シングルプロセス版のみ公開しています。
    • 実行時エラーメッセージを改善しました。
      一部わかりにくかった実行時エラーメッセージを改善しました。また、エラーと情報の区別を明確にしました。
GMS1.2

GMS1.3
の変更箇所

○解決された主な問題点・バグ

  • [FDMake]
    • 座標ダイアログとビューに同期が不十分であった問題を修正しました。
    • 構造作成で深さの逆転面があった場合に意図しない構造が作成されることがあった問題を修正しました。
    • 震源ダイアログでUpdateボタンを押すまで震源球表示とStrike角が同期しなかった問題を修正しました。
  • [GmsSee]
    • コピーコマンドを選択できなかった問題を修正しました。

○主な仕様変更

  • [FDMake]
    • ウィザードで水平境界面を設定できるようになりました。
      今までは単なる水平境界面でも境界面ファイルを作成する必要がありましたが、深さを入力することで簡単に水平境界面を設定できます。
    • ウィザードでQ値の基準周波数を設定できるようになりました。
      今まではQ値の基準周波数が1Hzに固定されていましたが、基準周波数を任意の値に設定できます。
    • タイトルバーの現在のプロジェクトのフルパス文字列が表示されるようになりました。
      FDMakeを複数起動したときでもタイトルバーでウィンドウ群が判別可能です。
    • 指定した位置の構造柱状図を表示できるようになりました。
      メニューの[View]→[Soil Column]で断面位置の交点における構造柱状図が表示できます。データをCSV形式でクリップボードにコピーすることもできます。
    • コンダクターファイルのテンプレートファイル名がconductor.txt.templateに変更されました。
      いつも同じ名前(conductor.txt)でファイルが生成されていましたが、プロジェクト名を反映したファイル名がつくようになりました。 ソルバーはconductor.txtで読み込むため、リネームが必要になります。
    • 定義順に震源・観測点をインポートて表示するようになりました。
      インポート元ファイル(*.csv)の定義順に震源・観測点が表示されます。
      シンボルが重なって表示される場合、最も重要なオブジェクトを最後に定義してください。
  • [gms_solver]
    • 使っているHDFライブラリのバージョンが表示されるようになりました。
      現在のバージョンは5-1.6.4です。
GMS1.1p1

GMS1.2
の変更箇所

○解決された主な問題点・バグ

  • [ドキュメント]
    • チュートリアルの数値の誤り、画像の更新もれなどを修正しました。

○主な仕様変更

  • [ALL]
    • HDFライブラリのバージョンを5-1.6.4に変更しました。これに伴い、zlibのバージョンを1.2.2に変更しました。
    • CUIツールのLinux用バイナリを追加しました。
    • Windows用アプリケーションのコンパイラをVisualC++7に変更しました。
  • [Gms2Knet]
    • GmsDumpファイルをK-Net Asciiファイルに変換するツール、Gms2Knetが新規に導入されました。
  • [ProjectExplorer]
    • Gmsプロジェクトファイルの内容を表示するツール、ProjectExplorerが新規に導入されました。
  • [GmsSee]
    • GMTのカラーパレットを読み込めるようになりました。
    • GMS3次元ダンプファイルを表示するときに、第一領域と第二領域を連続的に表示できるようになりました。
    • 地図ファイルを読み込み、振幅分布と地図を重ねて表示できるようになりました。
  • [FDMake]
    • conductor.txtを読み込み、前回の設定を使えるようになりました。
  • [SeriesDump]
    • 結合したファイルを分離できるようになりました。
  • [gms_solver]
    • 震源の扱いがモーメントテンソルベースに変更されました。
    • Intel Compiler 7 用のコンパイルスクリプト(Solver/HDF5/ifc7以下)を削除しました。
GMS1.1p1

GMS1.1p1
の変更箇所

○解決された主な問題点・バグ

  • [FDMake]
    • 縦の画面解像度が小さい環境で、layer selector の表示が小さくなり下の部分が見えなくなる不具合を修正しました。
GMS1.0

GMS1.1
の変更箇所

○解決された主な問題点・バグ

  • [FDMake]
    • 不正なプロジェクトファイルをダブルクリックして起動した場合、アプリケーションが不正終了する問題がありました。
    • 巨大な構造を作った場合、壊れたGMS構造ファイルが生成される場合がある不具合を修正しました。
    • 震源の数が多くなると、処理時間が極端に長くなる問題を修正しました。
  • [ソルバー]
    • 不連続境界の内挿ルーチンで、応力成分が逆になっていた箇所があった不具合を修正しました。
    • 第2領域で非対角応力成分の出力位置がずれていた誤りを修正しました。
    • コンダクターファイルの時間刻みの読み込み精度が不十分であった問題を修正しました。

○主な仕様変更

  • [FDMake]
    • オブジェクトエクスプローラを廃止し、テーブル+タブのオブジェクトマネージャダイアログを導入しました。 オブジェクトを任意のキーでソートできるようになっています。また、複数の選択したオブジェクトだけを表示する機能が追加され、ソート機能と併せて使いやすくなりました。
    • 震源オブジェクトがモーメントに比例して直径を変えて表示するように、また時間シフトに応じて色を変えて表示するようになりました。これに伴い、直径スケール・カラースケールの自動設定機能・逆転機能が追加されています。
    • プロジェクトファイルをDrag and Dropしてロードできるようになりました。
    • 震源定義ファイルの形式を変更しました。(下位互換性は残しています)
    • ソルバーがQ値を適用する周波数を設定できるようになりました。構造作成時の限界周波数の値が採用されます。
  • [WaveView]
    • ペーストアップの拡大・縮小・スクロール機能を追加しました。
    • 波形エクスポート時に時間・観測点範囲を選択できるようになりました。
  • [SeriesFilter]
    • 2D/3DダンプファイルのフィルタプログラムSeriesFilterが新規に導入されました。面的/体積的なデータのまま、時間方向のフィルタリングを行うことができるようになりました。
  • [SeriesConv]
    • ダンプファイルの形式変換プログラムSeriesConvが新規に導入されました。GMTなど一般的なツールで面的データを可視化するのに便利になりました。