5ページ目では、格子を作成するために格子間隔を入力します。
計算条件を入力すると、格子間隔の推奨値が表示されます。計算条件は、差分演算子の次数・想定限界周波数・波長あたりの格子点数です。
1.計算条件を入力する
[FD Spatial Order]ラジオボタンで差分演算子の空間差分の次数を2次・4次のどちらかを選択します。想定限界周波数は[Frequency Limit]に数値で入力してください。波長あたりの格子点数は差分演算子を選択すると、数値分散を起こさないような最小値が[Grid point/ Wavelength]に表示されますが、ユーザが任意の値を入力することも可能です。
2.格子間隔を入力する
計算条件と、実際に使った媒質パラメータのうちP波速度の最大値[Max of P-Wave Velocity]、S波速度の最小値[Min of S-Wave Velocity]をもとに、数値分散回避条件、安定条件を満足する格子間隔の推奨値がダイアログ下部にある[Grid Specification]テーブルの[Recommended]に表示されます。この値を参考に、[Grid Interval Your Instruction]に各方向の格子間隔を設定してください。
[Istropic Grid]をチェックすると、全ての方向(X,Y,Z)方向の格子間隔が同一になります。
3.格子を分割する(オプション)
格子を分割して不連続格子を作成する場合は、[Grid Division]チェックボックスをチェックします。{Depth]に分割する深さを地表面からのグリッド数で入力します。分割した場合、下段の格子間隔は上段の3倍になります。
この図の状態では、領域1では安定条件を満たしていますが、領域2では格子間隔が推奨値を上回っており、安定した計算ができない可能性があります。[Depth]の値を調整して、下段の推奨値が300より大きくなるようにします。
設定が終わったら[Next]ボタンを押して次のページへ進んでください。
[Yout Instruction]の値が[Recommendation]よりも大きい場合、警告ダイアログが表示されます。故意に推奨値よりも大きい値を用いて計算したい場合は[はい]をクリックしてください。