【Q】 吸収境界パラメータのデフォルト値はどのモデルに対しても適当なのでしょうか? また、Q値を無限大で計算することはできるのでしょうか?

【A】 このデフォルト値は、Cerjan(1985)で用いられている値(20,0.015)を基準にしています。 メッシュの荒い第2領域での値を(20,0.015)とし、第1,2領域での吸収境界の厚みを等しくするならば、 第1領域では(20*3,0.015/3)=(60,0.005)の値が適当となります。 ただし、極長波長の波に関してもこの値が適切が否かは、未だ明確ではありません。 当方の知る限り、Cerjan(1985)以降に、これらの値の適切な設定の仕方に関する論文は見あたりません。 さらに詳細な検証が必要であると考えております。
 また、Q値に0以下(0を含む)を設定するとQが無限大になります。

(2003-11-28 更新)